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唯一無二!津軽三味線最高の曲”津軽じょんから節”とは

【更新2018年2月17日(土)】全文修正

本日は津軽三味線の曲の中でも最も有名な、
津軽じょんから節について書いていこうと思います〜

津軽じょんから節とは?

津軽じょんから節は、津軽地方に伝わる民謡です!
「じょんから」「じょんがら」の二つの表記が見られますが、
どちらを選んでも間違いではないようです〜

ジャンルとしては民謡の中でも口説き歌と言われるもので、
叙事(ありのままのできごと)を繰り返し歌う形態をとっています!

現代ではソロでの曲弾き演奏に人気が集まっていますね!
(同時に民謡歌手に歌付け伴奏できる奏者が減ってきているのだとか…)

「じょんから」の由来は?

「じょんから」という単語、普段の生活の中では馴染みのない単語ですよね!
由来としては、戦国時代にいた常椽(じょうえん)という和尚さんが
亡くなった川原を常椽川原(じょうえんかわら)と呼ぶようになり、
和尚さんを弔うために毎年お盆の時期に盆踊りが踊られたその曲が、
「じょんから節」となったそうです〜(参考URL)

「津軽の三つもの」「津軽五大民謡」のひとつ!

津軽民謡の中でもじょんから節は、特に有名な曲です!
じょんから節・よされ節・小原節の三曲を合わせて
「津軽の三つもの」と、
じょんから節・よされ節・小原節・あいや節・三下りの5曲は
「津軽五大民謡」と呼ばれています!

津軽の三つもの、津軽五大民謡両方に入っており、
津軽民謡と言われればまず真っ先に名前があがるほど重要な曲となっております!

津軽三味線が発展した理由

津軽三味線は、津軽地方で行われた門付け(かどづけ)
を通して発展していきました!
門付けとは盲目の奏者が家々の前で津軽三味線の演奏をし、
お金や米などの報酬を得て生活をすることです!
(盲目のため譜面が無く、そのため即興演奏の文化が根付いた)

演奏で人々の心を動かさなければ生きられないという厳しい環境の中で、
誰よりも上手く、誰よりも大きな音で演奏する必要に迫られ…
太竿三味線を選択し、叩くような奏法へと進化し、
早弾きや撥捌きなどテクニックが飛躍的に発展していきました!

以前邦楽村で記事にした高橋竹山も、17歳から門付けを行っていたそうです!

津軽三味線の第一人者、名人高橋竹山をご紹介!動画やCDも

じょんから節の歌詞

お国自慢のじょんがら節よ
若い衆唄えば主(あるじ)の囃子
娘踊れば稲穂も踊る

今宵おいでの皆様方よ
さあさこれからじょんから節を
歌いまするよ お聞きをなされ

声はこの通り塩がら声で
調子はずれのこの節廻し
どこがよいやら男が惚れる

津軽よいとこお山が高く
水が綺麗で女がよくて
声が自慢のじょんがら節よ

…などなど、民謡なのでたくさんの歌詞があります!
参考:津軽五大民謡 津軽じょんがら節 津軽よされ節 津軽おはら節 津軽あいや節 津軽三下り 歌詞

曲の終わり方は何番まで歌うか歌い手さんと事前に決めておくか、
上記歌詞サイトでいうところの

津軽じょんがら長くて困る(数々あれど)
よせという声かからぬ内に
まずはここいらで止めおきまする

このような「止めますよ」という合図となる歌詞が歌われたら
曲を切り上げるという形となっております!

津軽三味線の曲弾きと歌付け

じょんから節には基本となる流れはあるのですが、
津軽三味線の大会などを見ると基本のまま演奏している人はおらず、
皆それぞれアレンジして演奏しております!
このように奏者によってアレンジされた演奏曲弾きと呼びます!
人真似の演奏ではなく「自分の津軽三味線」を演奏することが
津軽三味線を演奏する上で大切にすべきことであり、
一生をかけて追求する価値のあることだと思っております!

じょんから節新節

じょんから節は曲弾きばかりがもてはやされる傾向がありますが、
基本は民謡の伴奏です!
民謡の伴奏をする津軽三味線は唄付けと呼ばれております〜
いかに歌に合わせ、気持ちよく歌わせられるかが唄付け伴奏の腕の見せどころです!
歌付け中でも太鼓の部分では、即興での演奏が求められます!
ここでもやはり「自分の津軽三味線」が求められております!

津軽じょんから新旧節唄付け

津軽じょんから節の動画

津軽じょんから節 曲弾き~旧節・中節・新節~

じょんから節には旧節、中節、新節と3種類あります!

 

津軽じょんから節 成田雲竹 (19)

成田雲竹&高橋竹山による津軽じょんから節です!

吉田兄弟のじょんから節

 

若手奏者のじょんから節

 

 

 

以上、じょんから節についてでした!
曲弾きもかっこいいですが、
津軽三味線奏者としてはやはり歌付けもできるようになりたいですね!
まだまだ学ぶべきことは多いですが、
演奏面も知識面もこれから勉強していこうと思います〜!

— 津軽・民謡記事一覧 —

津軽じょんから節
津軽あいや節
津軽よされ節
津軽おはら節
津軽三下り
十三の砂山
ソーラン節
こきりこ節
東京音頭
炭鉱節
ホームラン音頭
長持唄
道南口説
花笠音頭
津軽タント節
津軽甚句
津軽山唄
秋田荷方節


--- 邦楽村からのお知らせ ---


第22回和楽器もくもく会
日時:2018年4月29日(日) 13:00 ~ 17:00
場所:千駄木交流館(千駄木駅徒歩3分)
参加費:500円(当日現金払い)
詳細確認・お申し込みは こちら から!


新緑の池袋和楽器もくもく会〜箏と竹と地歌三味線と琵琶〜
日時:2018年5月5日(土) 11:00 ~ 17:00
場所:上池袋コミュニティーセンター7階(池袋駅東口徒歩8分)
参加費:500円(当日現金払い)
詳細確認・お申し込みは こちら から!

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