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初級者向けの長唄”供奴(ともやっこ)”をご紹介!粋でどこか憎めない奴に魅了されます!

本日は歌舞伎・長唄の供奴という曲をご紹介致します!
「ともやっこ」と読みます!

供奴とは?

1828年(文政11年)3月に、中村座(江戸三座のひとつ)の2代目中村芝翫(しかん)が演じた歌舞伎舞踊曲に、
拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)があります!
7種類の舞踊を踊るのですが、その中のひとつが本日ご紹介する供奴です!
芝翫の踊りが素晴らしかったところから、芝翫奴(しかんやっこ)とも呼ばれています!
曲調と舞踊は派手で華やかなのですが、囃子部分の演奏がそこまで難しくないため、
長唄の中では初級者向けの曲とされています!

供奴ってどういう話?

吉原の遊郭に遊びに行く主人のお供をしていた奴(やっこ)がはぐれ、
提灯を持って主人を探し回る、という話です!
武家の下働きを勤めた者のことを、奴と呼びます!

調子に乗って足拍子を踏みながら、
粋な主人の丹前振りを誇らしげに真似します!

供奴の動画

供奴の歌詞

作詞:2代目瀬川如皐
作曲:4代目杵屋三郎助

仕て来いな やっちゃ仕て来い今夜の御供 ちっと後れて出かけたが
足の早いに 我が折れ田圃は近道 見はぐるまいぞよ 合点だ
振って消しゃるな台提灯に 御定紋付でっかりと
ふくれた紺のだいなしは 伊達に着なしたやっこらさ
武家の気質や奉公根性 やれさていっかな出しゃしょない
ひびやあかぎれかかとや脛に 富士の雪程あるとても
何時限らぬ お使ひは かかさぬ正直 正道者よ
脇よれ 頼むぞ 脇よれと 急ぎ廓へ 一目散 息を切ってぞ駆け付ける
おんらが旦那はな 廓一番隠れないない
丹前好み 華奢に召したる 腰巻羽織 きりりとしゃんと しゃんときりりと
高股立の袴つき 後に下郎がお草履取って それさ これさ
小気味よいよい六法振が 浪花師匠のその風俗に 似たか 似たぞ 似ましたり
さてさてな 寛濶華麗な出で立ち
おはもじながらさる方へ はの字となの字を謎かけて ほどかせたさの八重一重
解けてうれしき下ぶしに アアままよ 仇名がどう立たうと
人の噂も七十五日 てんとたまらぬ 露のけはひの初桜
見染め見染めて 目が覚めた 醒めた夕べの拳酒に ついついついついさされた杯は
りうちえいぱまでんす くわいと云うて払った
貼った肩癖ちりちり身柱(ちりけ)亥の眼灸(やいと)がくっきりと
ねぢ切からげた千鳥足 手ッ首掌しっかと握った
石突 こりゃこりゃこりゃこりゃ成駒 やっとこよんやさ
面白や 浮かれ拍子に乗りが来て ひょっくり旦那に捨てられた
うろたへ眼で提灯を つけたり消したり灯したり 揚屋が門(かど)を行き過ぎる

最初の歌詞である「仕て来いな」が有名です!
供奴といえば「仕て来いな」!

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供奴
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