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【ライブレポ】全国高等学校総合文化祭 優秀校東京公演 1日目

【ライブレポ】全国高等学校総合文化祭 優秀校東京公演 1日目

昨日は全国高等学校総合文化祭 優秀校東京公演 第1日を見てきました〜
どの高校も本当にレベルが高く、日々の努力がうかがえるような演奏でした!

撮影禁止なので、お写真がないのが残念ではありますがライブレポをどうぞ〜

オープニング

マンドリン演奏 : 十文字高等学校(東京)

オープニングの演奏は、東京の豊島区にある十文字高校のマンドリン演奏でした
マンドリン、名前を聞いたりCDなどでは耳にしますが、生で見るのは初めてだったかもしれません
すごくいいですね〜独特の優しい音色と言えばいいのでしょうか、不思議な音色に聴き惚れてしまいました〜

他にもギターとフルートがいて、アコースティックな感じがとても印象的でした!!
大きなホールなのに、あんなにも響かせることができるなんてすごいですね!!

ダンス : クラーク記念国際高等学校東京キャンパス

もう一つのオープニングは、クラーク国際記念高等学校東京キャンパスの方々によるダンスでした!!

夢の旅人というタイトルの創作ダンスでフィギュアスケートのようにミックスされた曲目に合わせて踊っていました〜
とても長い布を使ったり、を使ったりと次はどんな表現が現れるのか?とお客さんをワクワク楽しませてくれるダンスでした

つい先日バレエの発表会を見に行ったのですが、バレエとは異なる身体の使い方や表現の仕方などの違いも見えてとても面白かったです
動いたりするわけではないですが、尺八や和太鼓の演奏にも通ずる部分があり、勉強にもなりました〜

日本音楽

ODYSSEY(オデュッセイア) : 静岡県立三島北高等学校(静岡)

未知の航海が題材で、夢や希望、不安などを音の重なりで表現している曲だそうです

トレモロが多用されるのですが、このトレモロがすごかったです。トレモロのクレッシェンドなどは本当に波が押し寄せてくるようにグワーーーーーっと音が寄ってきては引いたり、押しも丁寧で怪しい感じを醸し出したりと細かく表現されていました。

また、十七絃は二人でしたが、厚みのある音で曲をしっかりと支えていました
国立劇場という舞台で二人しかいない、じぶんだったら絶対緊張してしまいます

丁寧に、しかし大胆に弾くも圧倒的に全体の動きや音が揃っていてすごかったです
人数が多くても一つの音に聞こえるとはまさにこのことだと改めて実感いたしました!!

大きい音より小さい音が丁寧に弾けるのが本当に上手い人だという話は色々な楽器で言われることですが、本当にその通りですね。小さい音が小さく綺麗だから大きい音が活きてくる、その為には並々ならぬ努力をしなければならないということをおそわりました

子供のための組曲 : 徳島県立城東高等学校(徳島)

この曲は何度か聞いたことがありますが、楽器がたくさん出てくるのがいいですよね

幕が上がると現れました、楽器と演奏者!!箏箏箏箏箏十七絃十七絃十七絃三味線三味線尺八尺八尺八太鼓太鼓太鼓…木っ、木魚ーーーーーーー木魚木魚木魚ーーーーー!!

一人で興奮してしまいました…

たくさん楽器が出てくるとそれだけで楽しくなっちゃいますね
子供のためのと言いつつ大人も楽しめるっていうところが本当に素敵です〜

演奏の方は、楽器の多さにごまかされずしっかりと作りこまれていました
箏や十七絃のレベルはもちろんなのですが、尺八と打楽器のレベルが高いのがすごいと思いました!!
そもそも高校で尺八をやっている人自体が少ないのですが、この曲は三人も尺八がいて皆上手かったです
すごいことですよね!!
曲の出だしの尺八の音が綺麗すぎて、スカーーーンと頭の感覚を持って行かれてしまいました

打楽器も楽器ごとにしっかり打ち方を意識できていて丁寧でした
特に木魚は音が独特なのですが、その独特の音は残しつつ主張しすぎず、曲のバランスを保っていました
木魚の音、最高ですっ

郷土芸能

龍藝(国際規定演技応用編) : 神戸市立兵庫商業高等学校(兵庫)

龍藝とは、中国などで見る芸の一つで、とても大きい龍を十人程度で獅子舞のように操るという芸です。中国発祥だな思えるアクロバティックな動きが入ったりしていて、伝統芸能ながらエンターテイメント性が非常に高いです

また、出てくると楽器も非常にユニークで、笛や打楽器、金物など中国の賑やかなお祭りの情景が浮かぶようなラインナップです!!

演目ですが、スゴイッ!!もうこれしか言えません!!出だしからスピーディーな音に合わせて龍を操りながら登場したと思えば、龍をウネウネさせながら跨いだり、肩車したりとハンパないです!!なぜ龍が絡まないんだ!?と思います

龍の前には大きな球があって常に龍はそれを追っかける形になるのですが、その球を操る人もスゴイんです。さながら西遊記の孫悟空のようにグリングリン操ります。周りに人を合成したら吹っ飛ばしてる絵が作れるくらいです!!

龍も龍で、ただ動くだけでなく、音楽に合わせて表情が変わります。ゆったりしている時はゆったりした穏やかな動きと表情を見せたり、激しい時は荒れ狂うような表情を見せます
同じ顔なのに表情を変えられるってスゴイ表現力ですね!!

最後の方には超高速で龍を回したり、膝の上に立ち、上の人は背中合わせで支えあったりというスーパーアクロバティックを見せてくれました
龍藝、恐るべし…素晴らしい!!ファンタスティック!!

な演目でした〜

この兵庫商業高校は歴史ある高校なのですが、学校統合による閉校が決まっており今の2年性が最後の学年だそうです
皆で演奏できる最高の舞台を、そんな意気込みが伝わってくるいい演奏でした
統合されてもこの龍藝の技や心が受け継がれていってくれると嬉しいですね〜

肥後の鼓舞(ひごのまゐ) : 熊本市立必由館高等学校(熊本)

必由館高校は、全国大会優秀校の常連校です!!高校で和太鼓をやっていた方なら名前を聞いたことがあるという方がほとんどでしょう

演奏は、すごかったです

THE 和太鼓、という誰が見てもこれが和太鼓だよねというイメージを貫かれた演奏でした
演奏は一糸乱れぬ動きで清々しく、それでいて迫力のある音でダイナミックに打つ!!団体芸として極められているなという感じです

この日に演奏した肥後の鼓舞は、熊本の自然や雄大さを太鼓で表現されている曲だそうです
確かに動きや音の迫力からはとてつもないパワーを感じました

また、担ぎ桶太鼓三宅打ちなどの様々な奏法を取り入れつつも、熊本の代表曲でもあるおてもやんが曲の中に入っていたりとしっかり伝統も大切にしている曲でした〜

さらに、この日は特別な太鼓も演奏にも使用されていました!!

今年の4月に熊本に大きな地震があったと思います。
もちろん演奏していた必由館高校も大変な状況だったそうなのですが、やはり熊本城の被害は甚大だったそうです。
熊本城には安土桃山時代から江戸初期にかけて生き抜いた武将加藤清正の頃の和太鼓が保管されていたそうです。
その保管庫も地震により倒壊の危機に瀕し、必由館高校預かり受けたそうです。

そして、熊本城の管理者の方から是非その和太鼓を使って欲しいとの依頼があり、今回の国立劇場で初めて使用したんです!!
すごいエピソードです!!昨日はそんな古くから伝わる太鼓の演奏が聴けて本当に良かったです。
その和太鼓は特別で、和太鼓の縁に擬宝珠が取り付けられていて、その擬宝珠は加藤清正の家臣の数を表していたそうです。
しかし、そんな歴史に気負いすることなく堂々と演奏をしていて本当にすごかったです!!

この日は時間の関係上演劇は見られなかったのですが、どの高校も本当に素晴らしいものでした。
キラキラ輝いていて、素敵でした。きっとこの演奏は一生の思い出として、誇りとして残っていくんだろうなぁと感じます。

そして、それと同時に一つ感じたことがあります。
素晴らしい演奏であったと同時に、他の高校もきっとこの公演をした高校と同じレベルまでいけるんだろうなということです。歴史や環境が違うから難しいと諦めず、常に最高の練習を積めばあの舞台に立つことは不可能ではないです!!
だから、他のたくさんの高校にも頑張ってキラキラ輝いて欲しいです!!

 


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