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お座敷長唄の走り”老松”を紹介!長寿を祝った祝儀曲です!”君が代”とも関係が・・・!

本日は長唄の老松をご紹介します!
歌舞伎舞踊から離れ、お座敷長唄(素唄)として作られた最初の曲です!

老松とは?

1820年(文政3年)、四世杵屋六三郎が作曲しました!
松の緑と同じ作曲者ですね!
作詞も本人が手掛けたのではないかと言われています!

松は常緑樹といって常に緑を保っており、その生命力から長寿の祝儀曲に使われてきました!
この曲も六三郎の母「ます」の80歳の祝いに、「ます」を「まつ」に通わせて作曲したと言われており、
祝儀曲として現在まで演奏されております!
曲の展開としては老松のめでたさにはじまり、松にちなんだ風景などが展開され、最後には廓(遊郭)の情緒まで歌い込んでおります!

能の老松との関係

にも老松という曲がありますが、関係あるのでしょうか!
長唄老松は謡曲(能の声楽部分)の老松からヒントを得て作曲されたと言われており、歌詞も一部利用されております!
・・・が、内容は全然違うようです!(能のほうは、菅原道真の前に梅・松の精が現れたりします!)

また、調べている中で面白い発見がありました!
謡曲老松の歌詞に

これは老木の神松の これは老木の神松の千代に八千代に
さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで 苔のむすまで

という箇所があり、長唄老松の歌詞にも

これは老木の神松の 千代に八千代にさざれ石の 巌となりて苔のむすまで

という部分があります!

聴き覚えありますよね・・・!
そうです、国家「君が代」の歌詞でございます!
老松が元になっていたのですね!はじめて知りました!
ちなみに歌詞の意味としては、老松の永遠とも言われる生命力を讃える内容です!

老松演奏の見どころ

老松の見どころとしては、2箇所の相方(長い掛け合い)があります!

舞楽をそなふるこの家に 声も満ちたつ ありがたや

の後に続く「神舞の合方」

行く末守れと我が神託の 告を知らする松の風

の後に続く「松風の合方」

どちらも聴き応えあります!

ちなみに松風の合方は初演時には無く、
初演の時六三郎のワキを引いた杵屋三郎助(後の十代目六左衛門)作のものが、
後に作曲者の了承を得て付け加えられたと言われています!

老松の動画

杵家会徳島支部 長唄「老松」

日本舞踊/長唄「老松」

地歌 編曲長唄老松/野村正峰

参考:
TEAM TETSUKURO 老松
[浅草ゆかりの長唄 INDEX]老松


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