邦楽村blog!

和楽器情報をお届けします!

切なくも美しい旋律の名曲『月草の夢』

先週のねずみ車に続いて、今日も福田蘭童作曲の名曲、月草の夢をご紹介いたします。

月草とは

曲名にも使用している月草とはそもそも何なのでしょうか?

月草とは、一般的には露草と呼ばれるツユクサ科の植物で、7〜8月ごろに咲く花です。
朝咲いたらその日のうちのしぼんでしまうなんとも儚い花なんです。

月草の秋の季語にもなっていて、月草を詠んだ句もあったりします。

特徴

ピアノと演奏するというのが特徴的な曲です。

尺八だけでもできるのですが、ピアノが入るとガラッと雰囲気が変わります。
YouTubeなどでも、ピアノと弾いている動画がとても多いです。

もちろん、尺八の独奏でもとても美しい曲です!!

曲調

全体的にゆったりと切なくも美しいメロディです。

冒頭は静かにゆったりと、花の咲き始めを連想させます。
しかし中盤入ると一転、小気味好い明るめの曲調になり、陽の下で咲く月草が見え…
終盤でまたゆったりと切ない曲調に戻り、しぼむ月草の最後を感じさせます。

曲自体も長くなく、咲いてはしぼんでしまう月草の儚さが描かれているような曲調となっています。

難易度

難易度は結構高めです。

ゆったりとした曲調なので、吹くこと自体は簡単です。
ですが、そのゆったりとした曲調にどう色をつけるかがとても難しいです。
ただ吹くとのっぺりとして、楽譜をなめただけの演奏になってしまします。

また、技術的にも小さい音や美しいロングトーンなど、簡単そうに見えてしっかりやると難易度は高い曲です。

尺八の美しい旋律を知ってもらうのに最適な一曲

難易度は高めですが、是非吹いて欲しい、聴いて欲しい一曲です。

福田蘭童氏の作品は、尺八の持つ美しさ面白さ奥深さがわかりやすく伝わるものが多いと思っています。
その中でも、月草の夢は旋律が本当に美しく、尺八を知ってもらうにはとても良い曲です。

尺八だけでも吹けて、気軽に吹ける曲なので是非いかがでしょうか〜


-----お知らせ-----
第10回和楽器もくもく会参加者募集中!
邦楽村で毎月開催している、和楽器愛好家の交流会です!
日時:2017年4月29日(土) 13:30〜17:00
場所:東京都の千駄木交流館
定員:20名
詳細・お申し込みは こちら から!

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


Return Top