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尺八界で人気の莞山尺八、そのこだわりがスゴイ!!

八寸八寸八寸八寸八寸八寸九寸九寸九寸九寸九寸九寸九寸九寸二尺二尺二尺二尺二尺二尺〜

すごい数の尺八です!!

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ここにある尺八は、尺八吹きで話題の尺八、莞山(かんざん)尺八さんの尺八です!!

どれも音の鳴りがすごい!!
澄んでいて、それで芯のある音が全身に感じたことのない衝撃を与えてくれます

色々な尺八を吹かせてもらったのですが、どれも良く音が鳴ります

なぜこんなに良い尺八ばかりなのか??

莞山尺八さんの尺八には、こだわりが秘められているからなんです

竹を採る

群馬県に構える莞山尺八さんは、竹を群馬で仕入れています
その土地のものを使うということが大切みたいです!!

そして、竹なのですが…自分たちで取りに行ったりもするらしいです
ワ、ワ、ワイルドォ〜〜〜!!

そんなん簡単じゃんと思うかもしれませんが、よく考えてみてください
竹林です!!
0cf8a2f726aa201552a666f241632cba_m右を見ても左を見ても竹の中、使える竹を探すとなると骨が折れますね…

自分たちの目で見て、肌で感じて良いと思ったものを使う、職人のこだわりを感じます
高い尺八は、竹の時点でこれは絶対に良く鳴るなどがわかるそうです

しかし、竹を採ってきてもすぐ使えるわけではなく、陰干しなどで油を抜いたりする作業が待っています
途中で竹が変に曲がってしまう場合は、燻したりして修正したりと本当に大変です
使える竹になるまで10年、永い年月ですね…

尺八を作る

そして使えるようになった竹を尺八にしていく作業が始まります
これは、早くても2~3ヶ月はかかるそうです

数多くの工程があり、良く鳴る尺八を仕上げるには、より丁寧に仕事をする為、時間がかかるそうです
数多くある作業の中で最も苦労する工程があるそうです

それは
塗りの工程です

尺八の管内は唄口の所が一番口径が広く、5孔の下あたりが一番狭くなっていて、管尻に向かってまた広がる構造になっています
このすぼみ→広がりは竹そのものの形ではなく、漆をそういう風に塗っているからだそうです!!
口径の違い5mmほどなのですが、その違いを漆でなめらかに表現するのが難しいそうですwagakki_expo_1st_20160828_s_037

そもそも、塗るのに適した時期があります
漆の特性が厄介で、漆を乾かす際は、水分を飛ばして乾くのではなく、水分を吸収することで乾く感じなんです
その為、乾燥した時期だと乾かないので塗るのには適していないそうです
塗れなくはなさそうですが、やはりベストな時期があるんですね

そして、漆はいっぺんに固めて塗れないので、一回ずつ薄く塗っていくしかないんです
畑元太鼓店さんが鼓の花を作る際のお話で言っていましたが、いっぺんに塗ると乾いた時にひび割れるそうです…
つまり、5mmの差を出す為に何日もかけて塗らなければいけないわけです

失敗した場合は削ってもう一度やり直し、途方もない作業ですね…
数多くの工程と苦労を重ねて一本の尺八が作られていくわけです

莞山尺八さんの尺八、音の鳴りが一級品なのは、こういったこだわりがあるからこそなんですね…

もう一つのこだわり

莞山尺八さん、尺八作成時にこだわっていることがもう一つあるんです!!

そのこだわりは、見た目の美しさです

音だけではなく、カッコいい尺八を使って欲しい
そんな思いからこだわりを持っているそうです!!

例えば尺八の中継ぎ部分、ここにもこだわりがありますwagakki_expo_1st_20160828_r_113何にこだわっているのかと言うと、中継ぎに桜の皮を使用しているんです(写真の中継ぎが茶色の尺八)
見た目にアクセントが入っていて、他の尺八とは確かに格好良さが違いますね!!

また、莞山尺八さんでは、中継ぎの部分の銀は基本一本なんだそうです
何故かと聞いたところ、三本にすると尺八を七孔にした時、加工が大変になるのと、演奏者の指に銀が引っかかってしまうことがあるからとのこと
使う人の可能性まで考えて設計されているんですね!!

そして、莞山尺八には、独特の模様をした尺八がたくさんありましたwagakki_expo_1st_20160828_r_112wagakki_expo_1st_20160828_r_110燻すことで、独特の風合いを出しているのかと思いきや、自然な状態のままのものなんだそうです

カッコイイ…
澄んだ綺麗な竹の尺八もカッコイイですが、この風合いワイルドさやハードボイルドさを醸し出していて憧れます!!

見た目も中身も、こだわって考え抜かれた尺八
それこそが莞山尺八であり人気の秘訣なんですね〜

今回、莞山尺八さんから、色々貴重なお話を聞かせていただきました
本当にありがとうございました!!
今回お話をしてくださった、莞山尺八の木村筦斎さんをパシャリ
wagakki_expo_1st_20160828_s_035やはり、良く鳴る尺八は理由があるんですね
職人さんたちの苦労や努力が演奏者を支えてくれているんだなぁと実感します
楽器を大切にすることは当たり前ですが、こういった背景も大切にしてそれを伝えていきたいです

莞山尺八(筦山尺八)

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  • 住所:〒379-1619 群馬県利根郡みなかみ町谷川430
  • TEL:0278-72-4108
  • FAX: 0278-72-4109
  • HP:莞山尺八工房

-----邦楽村からのお知らせ-----
第15回和楽器もくもく会参加者募集中!
日時:2017年10月29日(日) 13:00〜17:00
場所:千駄木交流館(東京メトロ千代田線千駄木駅徒歩5分)
詳細確認・お申し込みは こちら から!

第3回池袋和楽器もくもく会参加者募集中!
日時:2017年11月4日(土) 13:00〜17:00
場所:上池袋コミュニティーセンター7階和室(JR池袋駅徒歩5分)
詳細確認・お申し込みは こちら から!

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