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和太鼓部に捧げる合宿ノウハウ 第7回 〜練習メニュー後編 メニューの作り方〜

合宿の練習メニュー作り、ついに後編の完結編です!!
後編ではメニューの作り方をご紹介いたします〜

練習メニューの大前提(再掲)

前回も書きましたが、大切なことなので再び…

合宿といえど基本的にはいつも通りの練習の延長線上にあります。
自分達の基盤になっている練習はしっかりと行うということが大切です。

これを覚えておいてください〜
これを意識していれば、ブレずにメニューを作っていくことができます!!

実際のメニュー(再掲)

こちらも再びですが、今日はこれに至るまでの手順を説明いたします〜

メニューができるまで -工程-

まず、手順をザックリ書くと以下のような感じです。

  1. やりたいことをすべて書き出す
  2. 優先度付けをする
  3. 合宿の総練習時間を算出する
  4. 取捨選択する
  5. 項目をとりあえず配置して並べる
  6. イメトレする
  7. 満足度を確認する
  8. 微調整する

工程が分かっているとそれだけで作りやすくなります。
漠然とどう作っていこうというよりも、ゴールが見えていて今どこにいるのかがわかるので、精神的に楽です。
では、実際に各工程でどのようなことをやっているのかを説明していきます。

メニューができるまで -工程の説明-

やりたいことをすべて書き出す

まずは合宿でやりたいことを全て書き出します。

一人でメニューを作る場合はノートなど、みんなで作る場合は模造紙に付箋を使って書き出すと良いです。
大切なのは、全て目に見える形で書き出すことです。

練習メニューだけでなく、遊びなども書き出します。
この段階では、可能不可能関係なくドンドン意見を出すことが大切です。

書き出すことで、やるべきことややりたいこと要望が見えてきます。
最初の段階で頭の中だけで構成してしまうと、メニューに柔軟性がなくなってしまったり、偏ったりしてしまいます。

一度吐き出して客観的に見ることのできる状態にすることがスタートなんです。

優先度付けをする

次の工程は優先度付けです。

上の工程で書き出したやりたいことに優先度を割り振っていきます。
優先度の粒度はお好きにといった感じですが、量によって3~5段階くらいにすれば間違い無いです。

いつも私は以下のような感じで振り分けをしています。

  • やる・やるべき
  • やりたい
  • 時間があれば…
  • どちらかといえばやらなくてもいいかな
  • 必要なし・やらない

かなりフワッとした粒度ですが、個人的にしっくりくる振り分け方がこれなんですね〜

書き出したものに、合宿の目的を一つ一つ当てはめながら割り振りをしていきます。
この時、明らかに実行困難なものは省く作業もしていきます。
それ以外はとりあえず全て割り振ります。

合宿の総練習時間を算出する

この工程では、合宿の総練習時間を算出します。

朝起きて、ご飯を食べ練習して夜寝るまでの時間を決め、練習に使える時間算出します。
ここは部員の数や合宿の練習強度の望みによって大きく変わる部分ですので、結構難しいです。

以下の時間を決めれば時間は算出できます。

  • 朝起きる時間
  • ご飯を食べる時間(朝・昼・夜 準備時間も含む)
    →ご飯時間は詰めやすいいものではありますが、早すぎても、食べきれない子もいたり気持ち悪くなる場合もあるので、ある程度のゆとりは必要です。
  • 練習の開始時間
  • 入浴時間
  • フリータイムの時間
  • 就寝時間

最初に載せたメニューだと、1日10時間前後の練習時間になります。
3泊4日で、初日は午後からの7時間、最終日は午前の3時間なので

  • 7 + 10 + 10 + 3 = 30時間

が練習に使える時間となります。
ここをしっかりと見据えておくと合宿のスケジュールが立てやすくなります。

取捨選択する

時間を割り出したら、最初に書き出したやりたいことを、優先度とともに取捨選択していきます。

これは

  • 優先度が最も高いから、このくらい時間を割こう。
  • これに関しては、やらなくてもいいけど、すぐにできそうだから保留にしよう。

といった感じです。
やりたいことにかかる時間を考えながら、多くあるものを削っていきます。

なぜこの段階で時間を出すかというと、最初の段階で時間まで出すとこれは難しそうだなとなり、意見そのものが出なくなる恐れがあるからです。
総練習時間が出たのであれば、ある程度時間の目処も立てつつ取捨選択ができます。

項目をとりあえず配置して並べる

メニューを取捨選択し、ある程度削ったら今度はタイムスケジュールとしてとりあえずの配置をしてみます。

練習の流れや効率など細かく考えずに配置してみます。

  • 午前は3時間だから、午前は2時間練習するメニューAと、30分練習するメニューB, C

などといった感じです。
この時、休憩なども適宜配置していきます。

ここで大枠ができると、作業としても一息つけますので踏ん張りどころです!!

イメトレする

メニューの配置が完了したら頭の中でそのメニューを実行した時の1日をイメージトレーニングしてみます。

ここはなるべく細かくイメージします。
朝起きてから、練習開始、メニューをこなした場合の疲労度や休憩時間の長さ、夜の時間までできるだけ細かく、実際に合宿に行ったようなイメージを持つことが大切です。

満足度を確認する

イメージトレーニングが済んだら、そのメニューの満足度を確認します。

満足度を確認することは非常に大切なことです。
満足度が高ければ、練習に対するモチベーションも上昇します。
特に初日の練習は重要です。
初日の満足度が低いと、次の日の練習はマイナスのイメージから始まりがちで効率が下がりやすくなります。

なので、どの組み合わせを取った時が満足度が一番高いのかを模索します。

  • ここの動きが詰まったな
  • ここは練習が短すぎるな
  • 休憩の間隔が多い
  • ここは遊ばせたい

などなどです。
最初は上手くイメージできず、満足度を確認するのが難しいですが、何度も確認しているとできるようになります。
なので、何度も確認してみてください!!

調整する

満足度が上がるよう配置を調整します。

  • 配置→イメージ→満足度確認→調整→配置…

の繰り返しで、少しでも最善になるよう配置していきます。

メニュー作りで難しかった所

メニューは以下の工程で作ることができます。

ここには、実際にメニューを作る時に悩んだ点を書きます。
メニューの配置と満足度の向上が難しく、悩みました。

昨年は部員の数が多く、午前中に実施しているサイクルメニューが組めず、どうしたら良いか悩みました。
午後に1サイクルはみ出すか?
そもそもサイクル練習を午後にするかなど悩みました。

ですが、はみ出すと集中力が切れてしますし、午後は全体練習によって部員の基礎を一致させたりしたかったので、午前中に詰め込むことにしました。

90分3サイクルだったメニューを60分4サイクルに変更
短くなった分、質や満足度が下がらないよう、中身の練習メニューのスケジュールを更に書き出ししたりした効率化していきました。

そこに至るまで、至った後も細分化する作業に非常に苦労しました…

合宿メニュー作成にあたって

3回に渡ってお送りした合宿メニューについてのコラムは完結です!!

合宿メニューの作成者は、常に満足度と効果が最大になるよう試行錯誤してみてください〜
また、部員の方もこういう練習がやりたいなどあれば、それはしっかりと伝えることが大切です!!
お互いの認識をしっかりと共有していくことで、より良い合宿メニューが作成できますよ〜

合宿メニューでお困りの部活さんがございましたら、質問などお待ちしておりますので、お気軽にお声掛けくださいませ〜

次回は「合宿に行くまでの練習で何をすべきか」のコラムです!!!


-----邦楽村からのお知らせ-----
第15回和楽器もくもく会参加者募集中!
日時:2017年10月29日(日) 13:00〜17:00
場所:千駄木交流館(東京メトロ千代田線千駄木駅徒歩5分)
詳細確認・お申し込みは こちら から!

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