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和太鼓部に捧げる合宿ノウハウ 第5回 〜練習メニュー前編 メニューについて①〜

本日の合宿ノウハウは…合宿の練習メニューについてです!!
合宿の根幹となる部分です。
前編・中編で実際にやっているメニューなどの説明、後編でメニューの作り方をご紹介いたします〜

練習メニューの大前提

実際のメニューをご紹介する前に、そもそもの大前提を書いておきます。
合宿といえど基本的にはいつも通りの練習の延長線上にあります。
自分達の基盤になっている練習はしっかりと行うということが大切です。

これを覚えておいてください〜
これを意識していれば、ブレずにメニューを作っていくことができます!!

実際のメニュー

実際に合宿やっているメニューは以下のような感じです。チームに分けて行うサイクル練習全体練習が主軸です。
その中に合宿という長時間一緒にいるからこそできるイベントを入れたりしています。
最初は午前中にやっているサイクル練習について説明していきます。

午前

サイクル練習

サイクル練習では、部員をチームに分けてそれぞれの練習を行います。
チームを少人数に区切ることで、一人一人とコミュニケーションをとったり、一人一人の状態を確認、ケアしながら練習をすることができます。

年によって異なりますが、今年度は以下のようなサイクル練習でした。

  • 基礎指導
  • 基礎練習
  • 筋トレ
  • 特殊練習

せっかくなので、一つずつ説明していきたいと思います。

基礎指導

基礎指導一から基礎を見直していくという目的の練習です。
夏頃になると1年生は、個々人の癖が良くも悪くもつく時期なので、この練習で基礎を再確認します。
2年生においても、今一度基礎を見直してもらう良い機会になります。

一からということなので、太鼓の音が出る理論からバチの持ち方構え方、そのレベルからやっていきます。

少人数だからこそ、相互に質問したりなどが可能です。
「ここはどうしてこうなっているの?」「なんでこうなの?」、教える側から部員に質問することでどの程度基礎を理解していたのかわかります。

一人の打ち方を皆で見るというのも効果的です。
なるべく意見を言ってもらう。
意見を言うことで参加しているんだという意識が芽生え練習がより効果的になります。
そうすることで、理解度の確認を始め、自分と何が違うのかというところに注目してくれるようになります。

また、一度やっている基礎なので、改めてそういうことだったのか、というような理解の場としても非常に有効です。

基礎練習

基礎練習基礎指導で教わったことを基に基礎打ちをする練習です。
意見として出した基礎を、今度は身体で体現していきます。

  • 基礎指導でインプットし、頭にあるものを口に出してアウトプットし、身体を通してインプット(アウトプット)する

この工程をしっかり踏むことで、より早く、より効率的に基礎が浸透していきます。
勉強などと一緒ですね。
覚えて、問題を解くことでインプットとアウトプットを繰り返して向上させていくわけです。

※注意点※
サイクル練習なので、グループ数によっては基礎指導よりも先に基礎打ちをするグループが出てきてしまいます。
その場合は、合宿の前にそのグループだけ基礎指導したり、次の日はそのグループが基礎指導→基礎打ちになるように調整します。

筋トレ

筋トレはその名前の通りの練習です。
合宿といえば筋トレ!!みたいな所がありますよね。
しかし、合宿での筋トレに筋力アップの効果は望んでいません!!

たった数日の数時間で筋肉はつかない!!
筋トレもは普段からやらなければ意味がないですからね。

ではなぜ、合宿で筋トレをするのか?
簡単にいえば、精神面の強化です。

例えば普段筋トレをしていない場合。
筋トレをすることで、普段と違う環境で肉体に負荷をかけることで肉体にストレスを与えます。
正直辛いですが、その中でも頑張って筋トレを行うことで精神面を鍛えます。
「もう少しだから頑張ろう」「最後まで手を抜かずやりきろう」、そういった心持ちは演奏で一番苦しい場面や崩れかかった時に真価を発揮します。

粘り強く、安定感のある演奏ができるようになります。

また、演奏はいつも最善の状態でできるとは限らず、時に苦しい状況で演奏することもあると思います。
そういった時にも、それでも演奏しきる精神力が必要ですので、その強化にも繋がります。

合宿では、そういったものを主に鍛えられるように筋トレをしています。
また、筋トレを通すことで、自分の体力や筋力の不安な所や限界地点がわかるので、そういった計測としても最適です。

普段から筋トレをやっている場合は、普段よりバラエティに富んだメニューだったり、より負荷をかけられる練習をすることで同様の効果を得られます〜

筋トレをやる意義をまとめておくと

  • 普段からやっているなら、普段よりも色々なトレーニングができるのでやるべき
  • やっていない場合も、精神力向上につながる
  • やっていない場合、合宿後から始めるきっかけになる。合宿で正しい筋トレフォームを学べる

などなどです。
もしなんとなくで筋トレを考えているなら、いっそズバッと切ってその時間を他の事に有効活用した方がベターかもしれません。

特殊練習

特殊練習普段の練習では中々教えることのできない技術を一から教えたりします。
ミニワークショップのような感じです。
これも、合宿という時間を取れるからこその練習ですね。

以下のようなものに関して、練習しています。

  • 大太鼓
  • 鳴り物(チャッパ、ジャンガラ)
  • 担ぎ桶
    etc…

これらの技術って、普段は中々全体に教える時間がなく、やる必要がある人だけだったり、先輩からなんとなく教えてもらったり見よう見まねだったりということが多々あります。

そういったところから基礎のピースを習得していくことも大切なのですが、せっかくならしっかりとしたものを皆で習得した方が良いですよね。
団体なので、共通認識の基礎部分があって統一感が出たりしますので、かなり効果は大きいです!!
それらを可能にしてくれる特殊練習です。

基本的には基礎指導と同じように、一から丁寧にやっていきます。
ただ使い方を教えるだけでなく、メンテナンス方法なども教えられるとベストです。
その辺りは合宿の日数も関係してくるので、一概に必ずとは言えません。
ですが、道具の手入れできてこその演奏者ですので、合宿中に難しい場合は後日しっかりとフォローすることが大切です。

サイクル練習はこのような感じです〜
部員の人数、分けるグループ数、合宿に来る指導者、指導できる人数など様々な要因によって左右されますが、短時間で色々と回るので、間延びせず集中力を保てるオススメの練習方法です〜

次回は午後の練習、夜にやっているオリエンテーションについてご説明いたします〜
お楽しみに〜

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