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【ライブレポ】駒込高校和太鼓部「疾風」第12回定期公演 第3部

【ライブレポ】駒込高校和太鼓部「疾風」第12回定期公演 第3部

3日連続でお送りしてきた、駒込高校和太鼓部「疾風」第12回定期公演ライブレポも本日最終日!!
本日は、大大大盛り上がりだった第3部のライブレポ!!

最後までお見逃しないように!!

第1部、第2部のライブレポはこちら

第3部

疾風 一年生バージョン

第三部の幕開けを飾ったのは、部活に入ったばかりの一年生による疾風でした20160618_r_070

多っ

何人いるんだこれ?
30人ちかくいるかな
すげぇな…
こんなに多くの若者が和楽器に関わってくれているって、とても嬉しいことです

この日がデビュー公演ということなのですが、とてもそうとは思えません
みんな堂々としていて立派ですね〜

これだけの人数で演奏するって、経験者でも難しいですよ
それを始めたばかりの子たちがやってのけるってスゴイ!!
しかも、曲として聞けて、楽しいっていうのが更にスゴイです20160618_r_074一年生の疾風からは無限の可能性を感じました
彼らの今後の演奏が楽しみですね〜

Signal

舞台に太鼓しかないなぁ〜と思ったら、いきなり飛び出て来ました!!20160618_r_076面白いですねぇ〜
こういうお客さんを惹きつけようとする演出、好きです

Signal、テンツクのリズムで、軽快でノリのいい曲です
テンツクのリズムに合わせて、ユニゾンでメロディを奏でているのですが、場面場面がしっかりと構成されていて、聞きやすかったです。

ともすれば、単調で平坦な曲になってしまいますが、それをそうさせないところに日々の練習を感じさせてくれました〜

中太鼓が刻む単発の音がSignalをあらわしているのかなぁなんてワクワクしながら聞いていました。
曲のどこに曲の意味が隠されているのかとかを探すのもまた、面白いですね

ぺんぺん草

20160618_r_079

第一部の〆ソロと同じ構成、〆2人の曲ですね。

ぺんぺん草、曲名が可愛い
素朴な感じの曲ということでしょうか

締め太鼓二人というのはシンプルで確かに素朴ですね
しかし、演奏している二人の姿はとてもカッコよく凛々しく、素敵でした!!

この曲も〆ソロのように二人だけなので、力量が問われますが、ハラハラせずリラックスして聞くことができました〜
お客さんをリラックスさせられる演奏ができるっていいですね〜

ロンド

20160618_r_080

赤い照明に照らされ、何が始まるのかと思って見ていると、急に〆太鼓の音が会場に鳴り響きました。

細かく、強烈に刻まれるリズム
激しくリズムを刻むシルエットしか見えない中で、尚も音は響き渡ります。
4人、前にいる4人が音を刻んでいるのですが、細かい音を強弱をつけ抑揚をつけ刻んでいて本当にすごい

20160618_r_081

〆の音が止むと、中太鼓と大太鼓の音が響き渡り、照明もいい気に明るくなりました。
そこに写っていたのは女子部員4名!!

あの激しいビートを刻んでいたのは彼女たちだったのです!!
すげぇ…
ゴリゴリマチョメンの男子部員かと思ったら女子部員だったので驚きです。
やるなぁ…

20160618_r_084衣装も見ると、先程までの黒や白の衣装とは違っていますね。
赤黒の半纏のような衣装に身をまとっています。

太鼓の配置も非常に面白く、二連4台が前を埋め尽くすという見たことのない形です。
どの曲も本当にワクワクさせてくれますね〜

前半は皆、黙々と太鼓を打っていて先ほどまでの盛り上がるような曲とは明らかに一線違う雰囲気を醸し出しています。
しかし、後半になるとガラッと雰囲気が変わって、盛り上がるというよりハツラツとした雰囲気に変わりました。

ロンド=回旋曲というだけあって、踊りのステップのように同じリズムを刻むのが印象的でした
同じリズムの途中に、各パートのソロがあったり、男子部員が二人、ジャンガラを持って飛び出してきたりと非常に作りこまれた世界観を持った曲ですね。

20160618_r_091女子部員だから〆だけ、男子部員だから中太鼓だけ、というような枠にとらわれず、各人が色々な太鼓やパートをこなせるというのは、非常にプロフェッショナルな団体だと思います。

流動的に配置を変えたり、工夫したりできるので色々な施策ができて、演奏の幅があり楽しいだろうなぁ
高校生だからと思わず、私たちも多くのことを学ばせてもらえますね

20160618_r_099ロンド、かっこいい曲じゃないです!!

20160618_r_102縁です、緑ではないですよ(照明が緑なので間違えそうですが…)
映し出されるシルエットを見ると、人に対して太鼓がやたらと多いです。20160618_r_104ロンドに引き続き、これまた面白い配置です!!

縁は、二連がバチバチとぶつかったり、三連が暴走したりと非常に面白い曲でした。
他の曲よりもコミカル色が強く、演奏者の素の気持ちが感じられるような曲でした。

三連は通常一人ですが、今回は特別の二人バージョンです
どんなコンビネーションを見せてくれるのかとワクワクしていると…

20160618_r_115息ぴったしじゃねーですか(笑)
奇跡のショットだなコレ

ぶつかったっり、協力したりということも、縁あってこそできること。
色々あるけど、一緒に演奏できることが楽しいんだ!!そう言っているのが伝わるような曲でした〜

サンバ

サンバ!?

太鼓でサンバ?

そう、サンバです

20160618_r_124

言葉にはできない独特のリズムが特徴的な曲でした。
でも、確かに伝わるサンバ感とお祭り感

曲としては1分程度という非常に短い曲ですが、その短さに潔さも感じます

そして、この曲は他の曲へつなげることができるなんともユーティリティな曲でもあります
サンバ→〇〇のように連携可能なので、本番の曲構成には面白い味付けをしてくれる曲です20160618_r_126サンバから繋がれた次の曲は…

幻舞

この曲、ひっじょうにノリがいい!!
太鼓なんて大体ノリのいい曲でしょ、という意見もごもっともですが、そうだとしても幻舞はノリノリな曲です。

20160618_r_133舞うというだけあって、沖縄のエイサー太鼓を使用した踊りのエイサー隊がいいですね。
跳んだり回ったり、見ていて聞いていて楽しめちゃいますね!!

そして、エイサー隊を後ろの中太鼓と締め太鼓、大太鼓が上手く盛り上げていて、非常に良いグルーヴ感出ている曲です

20160618_r_141後半になると、踊りも一層盛り上がり、太鼓をぶん回したりと半端ない盛り上がりです!!

もうこの曲がラストなんじゃない?そう思ってしまうほどのテンションと盛り上がりを感じさせてくれる曲でした。

ウオォォォォォォーーーー!!!!

幻舞っ!!

見たら本当にこんな感じですし、こんな感じになりますよ

20160618_r_142

〆ヘリソロ

幻舞の盛り上がりから一転、クールな太鼓を見せつけてくれましたのがこの曲、〆ヘリソロ

女子部員だけで演奏したこの曲ですが、女性の持つ華やかさよりもクールさを見せてれて、幻舞で盛り上がりすぎた心を一度クールダウンさせてくれました。

太鼓のフチという、太鼓とは違った、響づらい箇所を打って曲を奏でるということは非常に難しいです。当て方ひとつミスれば、音が外れるし、リズムもずれる。
そんな曲をクライマックスにかけて、体力がかなり消耗しているこの場面にもってくるという心意気がすごいです。

Zwei

※ツヴァイ、ズウェイでありません。

〆ヘリソロとは対照的に、今度は男子部員だけで構成された曲、Zwei
ドイツ語で2を表すこの曲。2とは対であり、大太鼓2台、一つの大太鼓に2人ということですね20160618_r_155第1部の男祭りとは違った、大太鼓を打つ力強さを感じされてくれました。
その迫力がフィナーレに向けていい感じにテンションを上げさせてくれます

20160618_s_556力強さに途中で太鼓が落ちそうになりましたが、仲間でうまくカバーした点も良かったです。

いやぁ、大太鼓系男子今年はこれがくるかもしれんな

さてさてお次が最後の曲ですよ〜

Parfait amour 〜青い月〜

フィナーレを飾るのはこの曲、Parfait amour 〜青い月〜

20160618_r_159Parfait amourとはフランス語であり、日本語では完璧な愛、という意味だそうです。
なんだか考えさせられる名前ですね。

青い月とはブルームーンを指し、一月の間に2度満月があった時の、2度目の満月を指すそうです。2度目の満月は奇跡を表しているとのこと。

深いなぁ…

青い月明かりに照らされて始まったこの曲は、神秘的な世界観を持っています。

20160618_r_159また、Parfait amourは全てが今までの太鼓という概念を変えてくる一曲です。

衣装がとても太鼓の衣装とは思えないほど素敵です独特だったり、今までに聞いたことのないリズムだったりと、これが太鼓なのかと思ってしまう曲です。

20160618_r_167
真ん中の三連の女子2人がとても素敵ですね
前で舞うジャンガラ4人も、アラビアンダンスのような美しい流れるような動きに魅入られます

こんなに動きもリズムも難しいのに、皆揃っているのが素晴らしく思います
しかも、揃えに行っているというよりも、自然に揃っている、意思のレベルで揃っているという感じでした

20160618_r_163太鼓というよりもミュージカルを見ているような錯覚になります
太鼓とは思えない旋律と美しい動きがマッチして世界観を生む、素晴らしい!!
第一部の讃生奔舞はオーケストラでしたが、それと対を成す、見ていて素晴らしい曲です

この曲はおそらくプロでもできないのではないでしょうか?たとえプロが演奏したとして、クオリティは高いでしょうが、この空気感を出すことは難しいでしょう。
高校生が、自らの燃え上がる高校生活を仲間とともに費やすからこそ、こんなにも熱く美しい演奏になるのかなと思います。

20160618_r_175

20160618_r_179Parfait amour、フィナーレにふさわしい一曲でした…

 

 

あっという間に終わってしまいました
とても名残惜しく、まだまだ見ていたい、そんな気持ちにさせる演奏会でした

 

 

おっと

 

 

まだある

 

それは

 

 

アンコール
あるに決まっているじゃないですか!!
アンコールはこの曲、どうぞ!!

疾風 アンコール

20160618_r_184アンコールの曲は疾風
三部の一年生が演奏した曲は、疾風のリメイクソングで、こちらはオリジナルになります。

疾風という名を冠し、創部の時から受け継がれる曲、疾風の原点でもあるこの曲からは、太鼓の素晴らしさを感じました。
また、それと同時にこの演奏で引退してしまう三年生の今までの想い全てを感じました。

20160618_r_189アンコールまで、素晴らしい曲をありがとう!!
こんなに素晴らしい演奏会をありがとう!!

演奏後のお客さんのスタンディングオベーションには、そんな気持ちが込められていたのでしょう
本当に素晴らしい演奏でした

本当に楽しい時間をありがとうございます!!

 

三日にわたるライブレポはいかがでしたでしょうか?
もっともっと伝えたいことやポイントはありますが、気になる方は疾風の今後の演奏を見に行っちゃいましょう!!
定期公演とは違った楽しさできっとあなたの心を楽しませてくれると思います。

最後になりましたが、今回は邦楽村もBlackLonghairとして、こんなにも素晴らしい演奏会に出させてもらって光栄に思います。

呼んでくださって疾風の顧問の先生、歓迎してくださった疾風の皆さん、お手伝い下さった関係者の皆さま、そしてこのライブレポを読んでくださったあなたへ、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

今回の縁を大切に、今後とも邦楽村は更に頑張ってまいりますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

以上、駒込高校和太鼓部「疾風」第12回定期公演 ライブレポでした〜〜〜

 


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